Entries from 2007-01-01 to 1 year

静かな世界

僕の住む部屋からは、新宿の高層ビルがとてもよく見える。 僕が昔、家族と一緒に住んでいた家の屋上からも、隣に住む伯母の住む家の屋上からも、新宿の高層ビル群はよく見えてた。きょうだいがたくさんいて、なかなかひとりになれないことが多かったせいか、…

人にやさしく

僕はいつだって人にやさしくありたいって思ってる。 それは、自分自身が傷つくことが嫌だから。自分自身が傷つくことをとても恐れているから。だから、考えすぎるくらいにいつも考えて、考えて、考えて。そうやって生きていたりする。それなのに、僕は結局の…

シンプルなもの

生きる上で、僕らはいつだって強欲だったりする。 いつだって、僕らは自分自身に自信がないから人以上のものを欲しがる。それは、他の人よりたくさんの量だったり、世でいいと言われてるものだったり、自分らしいとされるものだったり、他にはない個性的なも…

確かな気持ち

確かな気持ちをいつまでも持ち続けることは難しい。 ずっとずっとやりたかったこと、ずっとずっとしたかったこと、ずっとずっとそうありつづけたかったこと。それが外部のいろいろな要因で、揺さぶられる。自分の中に確かに強く存在していいるはずなのに。ぐ…

終わりとはじまり

すべてのものにはいつか終わりが訪れる。すべてのものはいつか失われてしまう。 だから僕は、そんな悲しみを忘れるために、いつだって終わってしまった以上の何かを始めればいいんだと思ってた。だから僕は、そんな痛みを忘れるために、いつだって失われてし…

世界ぜんたいの幸福

世界ぜんたいが幸福にならないうちは個人の幸福はありえない 僕は宮沢賢治のこの言葉がとても好きだ。一見、とても宗教じみていて、偽善のようにさえ思える。でも、この言葉は、そんな夢のようなものに向かって、現実を生きてもいいんじゃないかとさえ思わせ…

本物を見つける

僕らは生きていて、いったいどれだけの本物が見つけられるんだろうか。 本当に欲しかった物、本当になりたかった仕事、本当に会いたかった人、本当に叶えたかった夢。長く生きていれば、本物を見つけられることがどれだけ難しいか、僕らは痛いほどよく知って…

嘘と本当

嘘と本当。 世界にはたくさんの嘘が溢れてる。みんな、社会を上手に渡り歩くため、生きる痛みを紛らすため、平気でたくさんの嘘を口にする。それが、要領よく生きるための処世術だし、人生を楽しむコツだったりするらしい。 でも、みんな嘘をつきすぎてて、…

サイン

僕らの生きる毎日は、大抵が単調な日々の繰り返しで、昨日と今日と明日の間に明らかな区別をつけることはとても難しい。 そんなあまりに変わらない日常だけど、でも、本当はとても小さな小さな変化は確実に現れているものでもあったりする。それは、潮の満ち…

僕のためだけの真贋鑑定

絵画や、宝石、骨董など、いろいろなものごとで、真贋鑑定が行われてる。 でも、僕は真作であるか、贋作であるか、実は、そんなものはあまり大して意味のないことのように思う。それは、どこかの誰かが決めた判別式に過ぎなくて、自信のない人たちが自分じゃ…

あいまいみいまいん

今の日本は、とかくステレオタイプな社会だから、とかく人を決めつけたがる。そして、その役割で居ることを求められ続けられる。たとえば、明るい人、物静かな人、真面目な人、調子のいい人。 その方が、まわりにいる人たちにとってもわかりやすかったり、扱…

仕事

仕事について、このところよく考えてる。 僕は根本的には、仕事って、遙か昔の人たちがしていた農耕や狩猟のようなものだと思う。それは決して楽しいものじゃないし、基本的に辛いけれどがんばらなくちゃいけないもの。そうしないと、食えなくなって、死んで…

日々の幸福の向こうにこそある僕らの夢

夢はありますか? 昔、大人たちは夢がない子供たちのことを嘆いていたりした。そして、当時の僕たちは夢がなかなか見つからない自分たちのことを、何かが欠落したように感じずにいられなかった。 でも、どうなんだろうか。夢を持つこと、夢を叶えることは、…

成功後夜

金銭を失うこと。 それはまた働いて蓄えればよい。 名誉を失うこと。 名誉を挽回すれば、世の人は見直してくれるであろう。 勇気を失うこと。 それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう。 『華麗なる一族』や『白い巨塔』の著者として知られる…

自分だけの尺度

僕らはいつだって、流されやすい風評なんかに一喜一憂して、揺さぶられて、生きている。世間の評判や、常識、モラルなんかくそくらえというほど、残念ながら僕も若くはないけれど。でも、そればっかりに流されない、自分の中での確かな価値観、自分だけの尺…

『日経WOMAN』 No.267 2007年3月号

特集タイトルは、『「そこそこOL」VS「バリバリOL」』。女の人だけじゃなくても、仕事に生きるか、趣味に生きるかは、大きな人生の選択だと思う。特集内が言うには、社会の二極化が進む中、そこそこOLと、バリバリOLもまた以前よりも大きくふたつ…

『デート・ウィズ・ドリュー』

デート・ウィズ・ドリュー [DVD] 出版社/メーカー: デスペラード 発売日: 2007/06/22 メディア: DVD クリック: 13回 この商品を含むブログ (35件) を見る 最近、気がつけばドキュメンタリーばかり見ている気がする。 映画に限ることなく、テレビでも、本でも…